2017.08.09
熱中症予防対策の徹底について
熱中症予防対策の徹底について
兵庫労働局からのお知らせです。
兵庫労働局では、職場での熱中症予防対策については、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」等の取組を行い、7月を重点取組期間、5月から9月をキャンペーン期間として労働災害防止団体等と連携して、取り組んでおります。
しかしながら、平成29年7月20日、兵庫県姫路市において、宅地造成工事現場の水道管敷設工事現場で警備業務に従事する警備員が熱中症にり患し、救急搬送された病院において、翌日死亡する労働災害が発生しています。
兵庫県下においては、最近数年間でみても平成25年8月に建設現場の交通誘導に従事する警備員、同月には製造業において工場に勤務する労働者、平成27年8月に除草作業現場の交通誘導に従事する警備員が熱中症による労働災害で死亡しています。
また、県下で熱中症にり患する労働災害件数は、平成26年198件、同27年236件、同28年266件と増加傾向にあります。平成28年においても7月の熱中症による県下の労働災害件数は98件でしたが、翌8月にはll5件と増加しています。
これからお盆休みなどの夏季休暇を取得される方もおられるかと思います。労働者の熱順化(熱に慣れ当該環境に適応すること)については、熱へのばく露が中断すると4日後には順化の顕著な喪失が始まります。このため、夏季休暇後など一定期間、暑熱環境における作業から離れて、その後再び当該作業を行う場合等においては、労働者は熱に順化していない状態に再び戻っていることが想定されることに特段の留意が必要です。
つきましては、会員事業者の皆様におかれましても前述の熱中症による災害発生状況等をふまえ、別添のクールワークキャンペーンのリーフレットのステップ1から3までの取組を確実に行っていただきますようお願いいたします。
別添資料
・STOP!熱中症クールワークキャンペーン(PDF 766KB)